【ダイワ/両軸リール/T3 エア】 T3 エア 淡水専用 2012SUMMER K.T.F 開発協力 ![]() ■ 究極のベイトフィネス専用機とは? リールメーカーとしてDAIWAが総力を結集して挑んだ、その命題とは? 第一にラインのフリー性能。 第二にフルキャスト時とピッチング時にブレーキ設定を変える事なく両キャストを可能にする事。 前者は圧倒的なライン放出力を誇るTシェイプレベルワインド無しでは達成できなかった。 まさにTWSの恩恵。 後者は新ブレーキシステムの採用で克服。 その他数々の先進機能を擁し、ここに実戦性能の塊のようなF1マシーンが誕生した。 ■ ベイトキャスティングリールに「ブレーキ」だけでなく、「アクセル」の概念を取り入れたTWS(T-ウイング システム) ![]() T3のメリットの1つとして挙げた「飛距離が伸びる」とは何を意味するのか。これまでその目的を達成するために我々が日々情熱を注いできたのがブレーキシステムであることはご存知だろう。マグフォース3Dの持つ幅広いセッティングは、オールラウンドな34φスプールの効果と相まって、よりブレーキのメリハリが効く設計となったのは前項で解説した通り。しかし、そもそもブレーキシステムという存在自体はネガティブな機構である。アングラーがバックラッシュというトラブルに遭遇するのを避けるため、スプールの高回転を適宜ブレーキで抑える。もうひと伸びの可能性をあえて制御することで安全性を求めて来たのも事実である。 そこでDAIWAが新たに求めたのは、これまでにない”アクセル”という発想だった。例えるなら、100%の性能を引き出すために95%の飛距離を稼げる時点でブレーキをかけるような安全マージンを求めた機構ではなく、100%の性能を維持しながらもスロットルを全開にして飛距離を110%にも120%にも伸ばしていく機構。スプール回転数はレッドゾーンに突入してもトラブルはなく、なおかつ飛距離のリミッター(=出力制限)は存在していない。最高出力を存分に体感できるマシンに着地点を求めたのである。 開発の大きな転機となったのは、意外にも25年もの以前に存在していた『ファントム』の存在だった。クラッチOFFと同時にレベルワインドが左右に開放して、ライン抵抗を無に近づける”ゼロフリクション”という機構を持つ名機である。このマシンは我々が最高飛距離という目的に向かってブレーキシステムの開発ばかりに注力してきた中で、視線をレベルワインドへと大きな方向転換を促すことになった。かつての機構はライン放出にこそ優れていたが、複雑な構造がゆえに耐久性に難があったため、惜しまれつつも消えて行ったという歴史がある。ならば、現代の最新技術で大幅なブラッシュアップを遂げよう。しかし、コンセプトこそ受け継いでも、単なるリメイクで終わらせてはならない。我々は新たにレベルワインドのイノベーションを目指したのである。 新発想のレベルワインド「TWS(Tウイングシステム)」 ウイングが可変して、キャスト性能・グリップ性能・放出性能が大幅に向上。よく飛び、よく落ち、狙った場所をピンポイントで直撃する。 ![]() レベルワインドの役割とは、スプールに糸を均一に巻き取ることであるのは周知の事実ではある。その一方で、キャスト時にライン放出時の抵抗になる宿命を持っている。糸の抵抗にならないこと。DAIWAはこれまでも放出抵抗にならない形状を試行錯誤し、事実ラインの放出性能を向上させることには成功してきた。しかし、目指すものは放出抵抗ゼロ。ここへの挑戦を絶えず行ってきた。そして、現時点においてDAIWAが導き出した答え。それがTWS(Tウイングシステム)である。 TWSはレベルワインドに求められる性能を一つの部分でまかなうのではなく、レベルワインドに二つの領域を設け、それぞれがキャスティング・リトリーブにおいて必要とされる仕事をするというものである。 その結果、以下のような利点が生まれた。 ■リトリーブ時はラインとレベルワインドがほとんど離れないため、糸巻状態が安定する ■キャスト時は放出口が大きいため、糸の出方が安定するうえ、糸の放出抵抗が小さく糸が出ていきやすい 従来比で5.3%の飛距離アップ。12.0%のライン放出性能向上。この数字はもとより、アキュラシー性能の向上などTWSによって生み出される恩恵は計り知れない。 またレベルワインド単体の進化にとどまらず、ボディとの連携を図ったがゆえに、更なるロープロ化が図れるという利点を生むにまで至ったのである。 DAIWAがこだわり抜いた新形状Tシェイプレベルワインドを、是非体感して頂きたい。 ![]()
PICKUP FUNCTION ■ MAGFORCE 3D ![]() 「1台でどんな状況にも対応し、その状況下でベストの飛距離を生み出す」ために、スプールに装着されたインダクトローターの位置を変えずに、マグネット側の位置を3つのモードで可変することで、磁界の強さを調整可能にしたのだ。インダクトローターが磁界の中に少し入っている状態の“ALL ROUND”を中心に、より深く入り込んだ“MAX BRAKE”、完全に磁界から離れた“LONG CAST”の3つのモードを、レバー1つで容易に変えることを可能にした。言わば、ダイワの積み重ねてきたマグネットブレーキシステムである、マグフォース、マグフォースV&Z・マグフォースZロングディスタンスチューンを1台に収めた“3次元:3dimension”のブレーキシステムである。 さらに、そこにRYOGAで搭載した20段階マグダイヤルも搭載。3モード×20段階の60段階の細かな調整が可能となっている。といっても、60段階の中から細かく設定を決めるのではなく、基本はモードは“ALL ROUND”で、20段階の中からベストの調整を決める。そのあとは、風の状況などに合わせて、“MAX BRAKE”、“LONG CAST”とレバー操作で切り替えるだけで良い。半オートマチック、半マニュアルで、操作でリールを使いこなす楽しみ、まさにキャスティングプレジャーに酔いしれるためのブレーキシステムと言える、ベイトリールの未来基準である。 ![]() ■ カーボン新素材「ザイオン(ZAION)」 ダイワが世界で初めて(スポーツ・釣具関連で世界初)開発した新素材「ザイオン」。端的に言うならば、それは「軽くて強く、しかも腐食しない」性質を有する高密度のカーボン樹脂である。 ザイオンの最大の特色は、軽さと強度。特にその剛性は金属であるマグネシウムをも上回る。これは、汎用樹脂が樹脂にガラスを混ぜて作るのに対し、ザイオンでは強度をさらに上げるための素材としてカーボン繊維が使われていることによる。しかもその密度は一般のカーボン樹脂と比べて圧倒的に濃い。これに金属ボディ同様のフルマシンカットを施すことにより、金属と同等の強度と精度を持ち、しかも軽量のリールボディが誕生した。樹脂としてのイメージは、このカーボン新素材・ザイオンに限っては一掃するべきだろう。新感覚をもたらす理想の素材。それがダイワが開発したザイオンの姿だ。 そのポテンシャルの高さは剛性に定評のあるソルティガやトーナメントISO-Zで実証済み。金属と異なり、塩分による腐食がなくボディやクラッチ部の耐久性に優れていること、高剛性でパワフルな巻取りが可能であること、しかも軽量であること。これらの特長は全てのリールに最適の素材であると言える。 FUNCTIONS
T3 AIR 仕様 ![]() ※Enter your quantity and click “click 'Add to Cart'. Retail and selling prices include sales tax.. ※この商品の販売は終了しました。
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